香港国際競走 回顧
ベラジオオペラの香港カップでの健闘、スバらしかったですね。
今年はひと頓挫あったロマンチックウォリアーとは言え、これを相手に後続を突き放してマッチレースに持ち込んだのですから、大拍手です。
年内引退と漏れ聞いていたソウルラッシュも、惜しかった!相手の巡りも悪かったかなァ。今年はG1を取れませんでした。
日本のトップオブトップの競走馬は、年内で引退かコースの形態が香港に特にマッチしているのでなければ香港国際競走をスキップし、(サウジカップデー経由も含み)ドバイワールドカップミーティングを目指します。ここに出走する日本馬は、近年手薄です。以下の結果も仕方ないです。
結果:
香港ヴァーズ (G1)芝2400m
アーバンシック 10着
香港スプリント(G1)芝1200m
サトノレーヴ 9着、ウインカーネリアン 11着
香港マイル(G1)芝1600m
ソウルラッシュ 2着、エンブロイダリー 11着
香港カップ(G1)芝2000
ベラジオオペラ 2着、ローシャムパーク 5着
日本馬が中東を目指す理由はシンプルです。お金です。
香港国際競走1着賞金は、
香港国際競走(2025年, 1HK$=0.1285US$ 12/15/2025のレート):
香港カップ(G1)芝2000m ⇒ 13.440 Million HK$(≒1.727 Million US$)
香港マイル(G1)芝1600m ⇒ 14.560 Milloin HK$(≒1.871 Million US$)
香港スプリント(G1)芝1200m ⇒ 17.920 Million HK$(≒2.303 Million US$)
香港ヴァーズ(G1)芝2400m ⇒ 20.160 Million HK$(≒2.591 Million US$)
対する中東は、
サウジカップデー(2026年):
サウジカップ(G1)ダート1800m ⇒ 10.000 Million US$
(他はのレースは、1桁賞金が落ちるため省略)
ドバイワールドカップミーティング(2026年):
アルクオーツスプリント(G1)芝1200m ⇒ 0.87 Million US$
ドバイゴールデンシャヒーン(G1)ダート1200m ⇒ 1.16 Million US$
ドバイターフ(G1)芝1800m ⇒ 2.90 Million US$
ドバイシーマクラシック(G1)芝2410m ⇒ 3.48 Million US$
ドバイワールドカップ(G1)ダート2000m ⇒ 6.96 Million US$
(G2はなどは省略)
と、概ねドバイかサウジでで勝利を手にした場合の方がリターンは大きくなるのです。的を絞るとなれば香港よりコチラとなるのでしょう。芝1200mの賞金は香港の方が高額ですが、香港馬がこの条件で強く、戦略的に強調したい背景があるためでしょう。
ちなみに、
有馬記念
有馬記念(G1)芝2500m ⇒ 5億円(≒3,208 Million US$)
と、各方面に対抗し近年増額をしたため、香港には引けを取らない1着賞金金額なんですね。
有馬記念ファン投票結果について

上図の一番左の欄が、12月11日の有馬記念ファン投票結果を受け、だいたいの人が想像した出走馬だったのですが、ヘデントールが12月14日の特別登録に含まれていることが判明しました。同馬に対しては、11月にキャロットクラブより1月の古馬G2から復帰との連絡があったとの情報がった模様です。また、翌々日には再度有馬記念には出走しない旨の徹底もあったとのこと。
しかしながら、有馬記念への出走順の現ルールは “一旦特別登録された中でファン投票順の上位10頭に優先出走権を与え、その中から回避する馬が出てもファン投票上位の馬からは繰り上げしない” ルール(意訳)となっています。従って、ヘデントールが出走回避をしても、ファン投票で想定された出走意向がある馬の中の投票10位・ライラックは賞金が不足のため出走できません。
さらにさらに、これで受益するのは賞金順7番目のスティンガーグラスはヘデントールと同じ木村哲也厩舎であります。そのため “スティンガーグラスを有馬記念に出走させるためにルールを逆手に取ったのではないか?” とまことしやかに騒がれています。
ここでの気になるポイントは2つ。
- 木村哲也厩舎のレガレイラは、昨年ファン投票があって有馬記念への出走にこぎ着けることができ、そして勝利したのではなかったか?
なのに、ファン投票の結果をないがしろにするように見えることをするのか? - 自厩舎の馬ではあるけれど、G1しかも天皇賞馬を、ファン投票上位馬を弾き出すための道具として使うのか?(出資法のくだりは、全く知らないため無視します)
この玉突きは “ルールを逸脱して” はいません。が、ファン軽視ではないかなぁ、と。
これが、調教師の判断で出来ることなのか?も謎ですよねぇ。。。うーみゅ。
調教師試験に合格し間もなく騎手を引退するであろう藤岡佑介騎手は、ライラックで最後の有馬記念の騎乗を果たす計画になっていたようです。弟さんの件もあって、このライフプランを決断したでしょう。この点から、私個人もネガティブな感情になってしまいます。ええ。

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